【体験談】システムエンジニアはきついのか?元女性SEが本音で語る

  • 2019.10.28
  • SE
【体験談】システムエンジニアはきついのか?元女性SEが本音で語る

「システムエンジニアってきついイメージがある…」という印象を持っている人が多いのではないでしょうか。

たしかに、SEは長時間労働になりがちで、精神的にも追い詰められることがあります。しかし、よく考えてみると楽な仕事って少なくありませんか。

営業だと「ノルマがきつい」「接待が面倒」かもしれません。事務職だと「周囲に振り回される」「ルーティンワークが楽しくない」という苦痛を感じている人もいるでしょう。

そこで、元女性SEの私がシステムエンジニアはきついのか?というところを忖度なくお伝えしたいと思います。

私自身はプログラミング未経験で入社しているので、きついことが多かったのですが、楽しく働いている優秀な先輩も多く見てきているので、公平な目でシステムエンジニアという仕事を紹介できるかと思います。

SE(システムエンジニア)の仕事がきついと言われる理由

まずは、なぜシステムエンジニアの仕事がきついと言われるのか、その理由を探っていきましょう。なぜかついているマイナスイメージを徹底分析します。

納期がきつい

システムエンジニアの最大の試練が「納期」でしょう。

例えば、私は、銀行系のシステムを担当していたのですが、システムを止められるタイミングがお盆と年末の2つしかありませんでした。

春ごろに中規模システム改修が始まると、年末のリリースに向けて、こつこつ取り組んでいくわけです。年末のタイミングを逃すとお盆になってしまいます。半年も遅れるなんていうのは絶対に許されません。

「遅れられないプレッシャー」と常に戦いながら、仕事をこなすのは精神的にも大変疲弊します。締め切りのない仕事なんてほとんどないでしょうが、これほどまで納期が逼迫している仕事はめずらしいでしょう。

残業が多くてきつい

システムエンジニアの仕事は基本的にパソコンさえあればずっと働ける環境です。完璧主義のシステムエンジニアがけっこう多く、より良いシステムをつくるために、徹夜をすることがざらにあります。

私の会社では、朝9時ごろに出社すると、カフェスペースのソファで先輩社員が仮眠をとっていました。とても話しかけられる雰囲気ではなかったのですが、おそらく会社で一泊したのだと思います。まぁ、それはよくあることなのですが、3日連続そうだったときは驚きました。いつ自宅に帰っていたのでしょうね…。

ただ、残業は悪いことばかりではなくて、チームに一体感が出ることもあります。同僚と残業を繰り返すことで苦労を共にし、親しくなれました。

とはいえ、体調のことを考えると、適切な睡眠は必要ですけどね。

技術の進歩についていくのがきつい

技術の進歩についていくのもけっこうきついです。ITと一言でいっても、幅広い分野があるのですが、一つの知識やスキルを深めても、他の案件にいくと、また別の知識やスキルを求められることがしばしばあります。

システムエンジニアとしてワンランクアップしたかな!?と喜んでいたら、また初心者に戻るというのがきつかったです。

良い面でいうと、飽きることがほぼないです。どんどん、新しいものに触れ、日々変化するので、知的好奇心の高い優秀な先輩はすごく楽しそうに働いていました。いわゆるITオタクで、自宅にもサーバーがあるって言っていましたね…。

学生時代に、プログラミングが楽しくてどんどんはまっていったという人にとってシステムエンジニアは天職かもしれません。

体験談!私がSEの仕事できついと感じたこと

それではよりリアルにお伝えするために、私が「システムエンジニアの仕事ってきつい!!」と感じた瞬間を紹介します。

レビューで精神的に追い詰められる

システムエンジニアをしていると、設計書やソースコードをチェックしてもらう「レビュー」というのをやります。それ自体は普通のことなのですが、私は新人のとき当時の課長(40代・男性)にすごく詰められたのがトラウマになっています。

「なんでそう考えたの?」「こっちの案は考えなかったの?」「もっと分かりやすい書き方があるのでしょ!」と延々と詰められました。その時間、課長とマンツーマンで2時間です。教育のためだったのでしょうが、すっかり疲弊しました…。

技術を上げるためには、残業をいとわない文化がありましたね。

憧れられる女性先輩がいなかった

また、憧れられる女性社員が続々と辞めていったのがけっこうきつかったです。私は、理想像がないと、頑張りにくいタイプなので、「やっぱり女性にとってシステムエンジニアは続けにくい職業なのかな…?」と考えました。

子育てしながらシステムエンジニアを続けている女性先輩もいたのですが、正直言って「ほぼ男性」でした…!逞しいというか、なんというか…。憧れる存在ではなかったですね…。

きつくてもいいところがある?SEのやりがい

システムエンジニアはたしかに楽ではありませんが、やりがいも多くあります。

ものづくりの楽しさがある

ものづくりの楽しさはとても感じると思います。何もないところから、システムを構築していって、ユーザーの役に立つのはとてもうれしいです。

自分がつくったシステムを家族や友達が使っていると、誇らしい気持ちになりますし、やりがいを感じますね。

少し、余談になりますが、プログラミングが好きな人は子どものころにレゴやパズルが好きだった傾向があると聞いたことがあります。根本的に、ものづくりが好きだと、素質があるものかもしれません。

比較的給料が高い

あと、システムエンジニアは薄給だなんて言われますが、私はそうとは思いませんでした。もちろん個人差があるものですが、私は十分すぎる給料をいただいていたと思っています。

経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(公表日:平成29年8月21日)によると、システムエンジニアの年収についてこのようなデータがあります。

  • 高度SE・ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト):778.2万円
  • SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装:593.7万円
  • SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装):568.5万円
  • SE・プログラマ(組込みソフトウェアの開発・実装):603.9万円

スキルアップしていくと、

  • コンサルタント:928.5万円
  • プロジェクトマネージャ:891.5万円

というところも目指せます。

残業が多いので、時給が低い…ということも言われますが、私の会社は1分単位でしっかり残業代がついていたので、必ずしもIT会社のすべてがブラック企業ではないといえるでしょう。

まとめ

システムエンジニアにはこんなきついところがあります。

  • 逼迫する納期が常にある
  • 残業が多い
  • 進歩する技術についていくのが大変

実際に私はシステムエンジニアとして働いて精神的に追い詰められたことが多くあります。尊敬する先輩も結婚や出産を機に退職していたので、プライベートと両立するのは難しいかもしれません。

しかし、ものづくりの楽しさがあって、仕事に飽きることはないでしょう。さらに、会社によっては給料が高いので、20代で家を買っている同期もたくさんいました。

仕事もプライベートも全力で!!というタイプの人間には向いているのではないでしょうか。結局のところ、向き不向きだと思うので、システムエンジニアをきついと感じるかは人それぞれだと思います。きついですが、やりがいもありますよ。

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