SE(システムエンジニア)とは?仕事内容や具体例などをご紹介

  • 2019.10.23
  • SE
SE(システムエンジニア)とは?仕事内容や具体例などをご紹介

「システムエンジニアってどんな仕事なんだろう!」
「システムエンジニアになってみようかな」
「知り合いがシステムエンジニアだけどハードそう…。実際どうなのか興味本位で調べてみた!」

という人が多いのでしょうか。

急速に進むIT化を支えるシステムエンジニアは、縁の下の力持ちだといえます。しかし、興味があっても、「どんな仕事内容なのかよくわからない…」ということがあるでしょう。

また、「システムエンジニアってこういう仕事だよね!」と思っていても、実態とかけ離れていることがあります。

そこで、元システムエンジニアの私が「システムエンジニアって何なの?」という疑問を解消しましょう。

システムエンジニアは残業が月に100時間超になることもあるハードさがありますが、システムが徐々に完成して、リリースしたときの達成感は言葉では表現しきれません。

さらに、会社員だけではなくフリーランス、起業といった選択肢があるのも、システムエンジニアの魅力の一つです。

銀行系中堅SIer会社にて働いた経験を持つ私だからこそ知っている、リアルな現場をお伝えします!

システムエンジニア(SE)とは?意味、定義について

今回の記事は、「システムエンジニアってなんだろう…?」という初心者向けに書いているので、誤解を生まないように言葉を選んでいるのですが、正直なところ、システムエンジニアの定義は明確に定められておらず、会社によって意味するものが違うことが多々あります。

しかし、一般期には、

  • クライアントのニーズをヒアリングする
  • 設計書を作る
  • プログラミングをする
  • テストをする
  • システムを正常に動かし続ける(保守・運用する)

このあたりがシステムエンジニアの役割で、存在意義だといえるでしょう。

あまりITの世界を知らない人にとっては、「プログラミング」がメイン業務だと思われるかもしれませんが、実際のところはプログラミングをメインに担当する「プログラマー」が行うことが多いです。

システムエンジニアの業務・仕事内容については後ほど詳しくご紹介しますが、

  • システムエンジニア:上流工程(要件定義・設計あたり)
  • プログラマー:下流工程(プログラミング・テストあたり)

と認識を分けることができます。

実際のところ、クライアントと直接交渉する会社は、プログラマーを雇っている会社とパートナー契約を結んでいることが多いです。自社では、プログラマーを雇わず、派遣を受けているというわけですね。そのため、システムエンジニアはプログラマーの管理者のような立場になることも多いです。

ちょっと複雑な内容になることもあると思うので、概要を掴むためにシステムエンジニアに向いている人をご紹介します。

  • IT技術トレンドに興味がある
  • 他者と良好な関係を築ける
  • 論理的思考能力がある
  • 文章作成スキルがある
  • プロジェクト管理能力がある

1つでも当てはまったら、ぜひ読み進めてください。

システムエンジニア(SE)が担っている役割

システムエンジニアが担っている役割は主に3つあります。

  • クライアントにとって最適解を導く
  • システムを作る
  • システムを保守・運用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

クライアントにとって最適解を導く

システムエンジニアの大変なところで腕の見せ所は、「クライアント自身が認識していない課題を明確にして解決へ導く」というところです。

例えば、クライアントは「公式サイトから何枚かの画像だけアップロードがなんかうまくいかないんだよな…」という漠然とした悩みしか持っていないことがあります。

  • 何がうまくいっていないのか
  • どうしたらいいのか
  • 理想の姿は何なのか

ということを具体化させていくのです。このフェーズは、「ITコンサルタント」や「営業」と連携して行うことが多いです。しかし、どうシステムとして実現するかという落としどころを決めるか、というポイントはシステムエンジニアに権限があることが多いです。

とはいえ、会社のやりかたによって、いろいろなので、入社した会社の方針に従う必要があります。つまり、会社の方針に柔軟に対応できるやわらかさも求められるということです。

ちなみに、ここで判断を誤り、実現不可能な夢物語のような設計をすると、たちまち炎上案件になってしまいます…。

つまり、システムエンジニアは、他者と交渉・ディスカッションできないといけないというわけです。納得できない形で押し切られると、のちのち自身やチームメンバーか苦戦することになります。

システムを作る

システムを作るという役割は、イメージ通りかもしれませんね。設計書を作り、それに従ってプログラミングをします。そして、設計書通りに動作するか、テストするという流れです。

設計書は、おおまかな部分から順番にこまかいところを決めていきます。若手システムエンジニアが作った設計書を熟練したシステムエンジニアがチェックする「レビュー」を行いつつ、精度を高めていきます。

テストは、アプリ単体やWEBサイト単体で行う「単体テスト」を行い、その後、他の既存システムと連携させる「連携テスト」を行うことが多いです。

例えば、公式サイトから画像をアップロードするシステムを作ったら、アップロードしてデータベースに登録された画像が壊れていないかチェックします。

システムを保守・運用する

「システム開発」が花形と言われがちですが、作ったシステムを問題なく利用できる状態を維持する「システム保守・運用」も非常に重要な役割を担います。ある程度規模の大きいシステムだと、「開発チーム」と「保守・運用チーム」に分かれます。

実際にシステムを利用すると、トラブルが起こることがあるので、対応します。トラブルというと、「徹夜で即日対応」というイメージが強いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。例えば、業務系(会計)システムだと、「次に作業するのは来月なのでそれまでに直してください」という依頼を受けることがあります。

徹夜で即日対応する必要があるのか、というのは担当する業務によって大きな差があるので、入社する前には念入りに確認しましょう。

システムエンジニア(SE)の業務・仕事内容

それでは、さらに深くシステムエンジニアの業務・仕事内容を理解していきましょう。

ニーズをヒアリングする

まずは、クライアントのニーズを把握する必要があります。ケースとしてはさまざま考えられ、

  • 新規顧客に営業とともにヒアリングを行う
  • 既存顧客が自ら改善案を提案する

すでにシステムを導入している既存顧客だと、「ここが面倒なんだけど、どうにかならないかな」「こういった不具合が起きるのだけど、操作ミスかな」と課題になるかもしれないことを提案してくれることが多いです。

計画や設計を行う

そして、プロジェクト計画やシステム設計を作ります。大枠のプロジェクト計画はプロジェクトマネージャー(PM)が立てることが多いのですが、大規模システム開発で多機能にわたる場合は、チームリーダーが詳細な進捗管理表を作ることがあります。また、どういったシステムを作るか設計を行い、プロジェクトの見通しを立てていくでしょう。

納期に合わせてプロジェクトを進める

計画・設計をしたら、その通りにプロジェクトを進めるのみ、です。

ただし、上流工程(設計あたり)から下流工程(テストあたり)へ順次移行していく「ウォーターフォールモデル」やイテレーションと呼ばれれる1〜4週間程度の期間内で一つの機能を開発・リリースしていく「アジャイル開発」など、開発方法はさまざまあります。

システムエンジニア(SE)の工程・業務フロー

システムエンジニアの工程・業務フローを見ていきましょう。全体の流れは以下の通りです。

  1. 要件定義
  2. 基本設計
  3. 詳細設計
  4. プログラミング(製造)
  5. テスト
  6. 保守・運用

保守・運用する中で見えてきた課題・新たなニーズなどを整理して提案すると、新たな依頼へとつながるというわけです。既存顧客になると、1~6を繰り返すというわけですね。

そのため、新規顧客のシステム導入は多少無理してでも引き受けるというITシステム会社もあります。

もちろん、たしかな信頼がないと継続的な契約はできないので、

  • トラブル対応には真摯に対応する
  • クライアントにとって有益な提案をする
  • 密なコミュニケーションを図る

といったことが大切です。冒頭で、システムエンジニアに向いている人として他者と良好な関係を築けるを挙げた意味を理解していただけるかと思います。

システムエンジニア(SE)の具体例

実はシステムエンジニアは奥深いもので、似ている職種がいくつかあります。

職種でいうと、

  • プログラマー
  • 社内SE
  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • インフラエンジニア

などがありますが、今回は特に人気の高い「プログラマー」と「社内SE」を具体例として挙げてみます。

プログラマー

「プログラマー」は、主にプログラミング言語を用いて設計書に沿ったシステムをプログラミングするIT技術者のことをいいます。

なお、プログラミング後のテストは、システムエンジニアとプログラマーの両者で認識を合わせながら行うことがあります。

社内SE

「社内SE」は、社内の情報システム部に所属し、自社で業務します。プログラミングを外注する場合は、協力会社との調整も必要なので、システムエンジニアと同様に高いコミュニケーション能力が求められます。

システムエンジニアは、クライアントのシステムを構築するのに対して、社内SEは自社のシステムを構築するという違いがあります。

ときには、経営層の視点からシステム要件の提案をしたり、社内インフラの整備や社員のITサポートをしたりします。

▼社内SEに興味があり、転職を検討したいと思ったらこちらの記事を参考にしてください。
社内SEに転職するには?プロのサポートを受けるのがおすすめ
社内SEおすすめの転職エージェントとは?タイプ別で紹介

まとめ

システムエンジニアの仕事内容や関連職種などについてお伝えしました。情報量が多く、ややこしいと感じたかもしれませんが、好きこそものの上手なれなので、以下に当てはまるかどうかでシステムエンジニアを仕事として選ぶか決めてみるとよいのではないでしょうか。

  • IT技術トレンドに興味がある
  • 他者と良好な関係を築ける
  • 論理的思考能力がある
  • 文章作成スキルがある
  • プロジェクト管理能力がある

もし、システムエンジニアに興味を持ったら、シリーズ化している『なれる!SE 2週間でわかる?SE入門』を読んでみてもよいでしょう。

システムエンジニアにとって“あるある”という場面をリアルに切り取っています。

これからシステムエンジニアになろうとする人やシステムエンジニアのリアルな世界を知りたい人などがシステムエンジニアの世界を疑似体験するのにぴったりです。

ITの知識が少なくてもすらすら読めますよ。

システムエンジニアは、会社勤めやフリーランス、起業など、さまざまなキャリアを築ける職種です。あなたの理想がここにあるかもしれません。

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