20代後半のよくある転職理由6選|納得のいく転職をするためのポイント・注意点を解説

社会人になり、数年の実績を積んだ20代後半では、転職を考える方が増えてきます。

しかし、転職を考えている時には「こんな理由で転職してもいいのかな」「周りの人はどうして転職をしたのだろう」と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、20代後半の方はどのような理由で転職を考えるのか、よくある理由についてご紹介していきます。

  • 20代後半の転職理由
  • 20代後半の求職者に求められること
  • 後悔の無い転職をするためのポイントと注意点

自分の転職理由がどれに近いのかを考えながら、転職する目的を見直す機会になれば嬉しいです。

筆者の転職履歴

  • 第二新卒・20代後半での転職を経験
  • 未経験業界・職種への転職経験あり
  • 転職したことで好きな仕事が見つけられました
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20代後半の方が考えることが多い転職理由

20代後半の方はどのようなことを理由に、転職を行っているのでしょうか?

実際によくある理由についてご紹介していきます。

異なる仕事にチャレンジしたい

新卒で就職活動をする際には、社会人になって自分がどのような仕事をしたいのか、どんなことにやりがいを感じるのかがあまり分からず、就職先を選んでいるという方は多いでしょう。

しかし、実際に社会人になって数年働いているなかで「自分はこんな仕事をしてキャリアを積んでいきたい」と感じる方も多くいるようです。

また、就職する際に自分のやりたいことを諦めたという方も、やっぱりやりたいことで生計を立てたいと感じることもあるでしょう。このような方は、今とは違う環境に身を置きたいという理由で、新しい勤務先に転職するようです。

仕事内容に不満がある

就職する時に思っていた仕事内容と、実際に配属されてからの仕事内容が大きく異なるといったことは多くあります。

そのため、仕事をするなかで業務内容に対して不満を感じる人は多くいるようです。

このような方のなかには、何か異なる仕事がしたいというよりも「今の仕事を辞めたい」「この仕事が向いていない」と感じている方もいるため、次に何をしたらいいのかを迷う方もいるようです。

ただ、このような気持ちを抱えたまま今の仕事を続けていても、大切な社会人としての時間を有意義なものにはできないため、早めに解決しておく必要があるでしょう。

待遇に不満がある

今の職場の給料や労働時間に不満を抱えて、転職を考える方も多くいるようです。

とくに待遇に関しては、就職するまでに実際の条件を知ることができず、言われていた内容と異なるケースも多くあります。

そのため、実際に勤務をするなかで残業が多くて労働時間が長いことや、業務内容に対して給与が少ないことに不満を感じるという方はたくさんいるようです。

また、20代後半になると、結婚や出産により人生が大きく変わるという方もいるため、育休や産休などの福利厚生が整っている企業がよいと思い、転職を考える方もいるようです。

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人間関係に問題がある

職場の人間関係に悩んで転職を考える方は多くいます。どれだけ自分がやりたい仕事で、よい環境で働いていたとしても、職場の人間関係にストレスを感じるという方はたくさんいるでしょう。

しかし、職場の人間関係も実際に入ってみなければ分かりません。面接の時に会う人事の方や経営者はよい雰囲気だったとしても、入ってから一緒に働くメンバーが自分に合わないこともあります。

社会人は1日の大半を仕事に費やすため、人間関係が悪いと働く時間が大きなストレスになってしまうでしょう。そのため、このような場合にも早めに転職を考えた方がよいでしょう。

企業の将来性に不安がある

自分が働いている企業に誇りを持つことができれば、楽しみながら働くことができるでしょう。

しかし、今勤めている企業に将来性がないと感じる場合には、「ここで勤めていて大丈夫なのか」「急にこの会社が潰れてしまうかもしれない」という不安が募り、仕事に集中できません

このような状態で成果を残すことは難しいですし、働いていても時間がもったいないでしょう。そのため、より早めに転職を考えたいと思う方もいるようです。

もっと高いスキルを身につけたい

社会人として働く中で、もっと高いスキルを要求される環境の中で働きたいと感じる人もいます。

就職して仕事に慣れてしまうと、飽きを感じたりもっとスキルのつく仕事をしたいと思うこともあるでしょう。

より高いスキルが求められている仕事につくことができれば、自分の力を試すこともできますし、年収アップも期待できるので、転職する方がメリットを感じることもあるようです。

20代後半の転職者に求められることとは?|3つのポイントを紹介

20代後半にの求職者は、他の年代の求職者とは求められる要素が異なります。そのポイントを3つ挙げていきます。

即戦力として採用できる

新卒採用と中途採用に求められる要素のなかで、もっとも大きな違いが「即戦力になるかどうか」でしょう。

社会人全体でみれば20代後半はまだまだ若手ですが、年数でいえば5年から10年は社会人として過ごしています。

そのため、新卒採用とは違って、それまでの経験やスキルを活かしてはじめから戦力となることを求めて採用するケースが多くなります。

入社後の伸びしろがある

20代後半の中途採用は、数年の社会人経験があるとはいえ、入社後のさらなる伸びしろも期待されています

とにかく経験とスキルを求めるのなら、30代・40代を経験豊富な人を採用する可能性が高くなりますしね。ポテンシャルが高い20代後半の人材を求めている企業は多いでしょう。

柔軟性や応用力がある

単に経験やスキルがあるだけでなく、それらを転職先の業務でうまく発揮できそうかどうかも、採用側がみるポイントです。

同じ作業をするにしても、会社によってやり方が異なりますよね。それに合わせられるとか、前の会社のやり方の良いところを取り入れてくれるとか、そういった応用力のある人が入ってきたら助かります。

また、転職先の社風になじめる素直さ・柔軟性があると採用側はさらに嬉しいでしょう。

20代前半と20代後半では、転職の難易度が変わる

同じ20代でも、20代前半と20代後半では、求職者に求められる要素や難易度が変わります

ここからは、上記それぞれの特徴と転職のポイントを解説します。

20代前半の転職のポイント

別業界・職種に目を向けるチャンス

20代前半は社会人経験が浅いため、持っているスキルより人柄・仕事に対する価値観・熱意といった部分が重視されます。

そのため、未経験の業種・職種でも採用される可能性は比較的高いです。20代前半という年齢のメリットを活かし、幅広い業種・職種で検討するのもアリですね。

とはいえ、業界・職種どちらも変えるとなると難易度は上がります。「次は別業種だけどこの仕事がしたい!」というものがなければ、同業界の職種・別業界の同職種といった感じで、今の仕事と近いところから探すといいでしょう。

新卒とは違うことをアピールする

20代前半は、まだ経験が浅いとはいえ、新卒とは違うところをアピールできなくてはなりません。

とはいえ「正直、目立ったスキルは持ってない…」という方もいるでしょう。そんな場合は、無理にスキルをアピールする必要はありません。「資料を見やすく作った」とか「はじめは20分かかっていた作業を、15分でできるようになった」でもいいでしょう。

スキルうんぬんよりも、社会人として何かしら経験したこと・工夫したことがあるはずなので、それをポジティブに伝えられると尚いいですね。

20代後半の転職のポイント

同じ未経験なら20代前半より不利|事前のスキル習得が重要になる

20代後半になると、企業も求職者のスキルを重視するようになります

そのため、基本的には同業界・同業種への転職のほうが、採用率は高まります。未経験の職種に行くなら、年齢が若いほうが有利だからです。

もし、新しい職種へ挑戦するなら、事前に自らスキルを習得するための行動が必須といえるでしょう。まずは独学でもいいですし、社会人向けの専門スクールに行くのもいいでしょう。

身につけたスキルと伸びしろをアピールできるようにする

書類選考や面接では、これまでやってきた業務や身につけたスキルをしっかり伝えましょう。

企業が求めるスキルや人物像と合っていれば、意外とすんなり内定がもらえることもあると思います。

しかし、20代後半よりさらに経験のある30代の社会人がライバルとなります。今のスキルだけでなく、入社後どう成長していきたいのか具体的に伝えることも大切です。

20代後半の転職での注意点

転職全般にいえることですが、とくに20代後半では勢いだけでなく、事前に注意できるところはよく考えておきましょう。

転職する目的を明確にする

転職することで、自分のどんな希望を実現したいのか、もう一度明確にしておくことが大切です。

  • さらなるキャリアアップに繋がる転職がしたい
  • 給料を上げるための転職がしたい
  • ワークライフバランスが整った職場で働きたい

など、みなさんそれぞれ希望が異なるはずです。

ここがぶれていると、転職がなかなか決まらない時などに「とりあえず早く決めたい」と、希望とのマッチ度が低い企業に応募してしまいます

そうやって転職を決めても、新しい職場での働き方にミスマッチが生まれるかもしれません。そのため、転職活動の軸を決めておくことが大切です。

企業研究をしっかりおこない、自分の希望に合うか確認する

1つ前の見出しと被るかもしれませんが、20代後半の転職ではどこに応募するかは安易に決めず、できるだけ自分の希望を実現できるかどうかを考えて応募しましょう。

30代以降に新しい仕事観を作ったり、未経験の業種・職種へ移ることは難易度が高くなります。そのため、20代後半の転職は、その後のキャリアの方向性に大きく影響します。

後悔しないためにも、事前に可能な限り転職先の企業情報を調べておくことが大切です。

その企業で働いている・いた人の口コミ・業績・離職率・企業理念・労働条件など、可能な限り調べておくことをおすすめします。

転職先で自分のスキルをどう活かせるか考えておく

書類選考や面接で自己アピールをするためには、まず自分がこれまで経験したことやスキルを振り返っておくといいでしょう。敵を倒すにはまず、自分を知ることです。(転職先は敵ではないですが)

これまでの経験やスキルを書き出し、転職先で活かす方法を言語化すると、面接でもスッと話せるでしょう。

もし、新しい業界・職種への挑戦だとしても、今までの経験が活かせる場面は何かしらあるはずです。

20代後半の転職は「採用」ではなく「満足して働ける環境」をゴールにしよう

どの世代の転職にもいえますが、転職が本当に成功したといえるのは、企業から採用をもらうだけでなく「転職先で自分の希望する働き方を実現する」ときです。手当たり次第に応募するだけでは、自分の希望とのズレが生じやすくなります。

そのため、できるだけ細かく企業情報を収集し、自分の希望する業種・職種・働き方に近い企業を選びたいところです。

自分だけで考えるのもいいですが、転職エージェントを利用すれば自己分析や希望に合う求人探しに役立つでしょう。

第二新卒・20代におすすめの転職エージェント

リクルートエージェント
どこにするか迷ってるなら、とりあえずここは登録しておきましょう。初めての転職の不安には大手の安心感。求人数が圧倒的に多いので、さまざまな求人を見比べながら、自分の理想に近いところを選んで応募できるでしょう。

マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒向けの転職エージェント。求人数が豊富というわけではないですが、企業も20代を求めているのでマッチ度が高くなります。志望動機や自己PRを考えてくれるので、初めての転職で不安な方にもおすすめ。

ハタラクティブ
こちらも20代特化。20代のなかでもフリーター・職歴がほぼないという方におすすめの転職エージェントです。これからのキャリア相談も含めてサポートしてくれます。

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まとめ

20代後半になると、新卒時よりもさまざまな社会経験やスキルを身につけています。そのスキルを持った上で、よりよい環境に転職したいと考える方が増えるのは自然なことですね。

20代後半でやる気のある人材であれば、採用したいと考える企業は多数あります。そのため、しっかりと企業研究と自己分析をすれば、自分の希望する条件で転職できる可能性を挙げられるはずです。

不満を持ったまま仕事を続けていても時間だけが経ってしまいますし、年齢が高くなるほど転職の難易度が上がるため、後から後悔することになりかねません。

20代のうちに「自分の理想に近い働き方」「どんな仕事でキャリアを築きたいか」を見つめなおせるといいですね。そして、今の状況に疑問を抱いたのであれば、転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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