仕事ができないと自分で感じていると、辛いしモチベーションが上がらないですよね…。
この記事では、自分で思ったように仕事ができず辛い思いをしている20代の方に向けて、どんな時に周りが「この人あんまり仕事できないな…」と感じるのかや、仕事ができるようになるための対処法をお話しようと思います。
- 20代が仕事できないと思われてしまう特徴
- 仕事ができるようになるための対処法
- そもそも適性が低いだけかもしれない
目次(クリックできるよ)
20代で仕事ができないと思われてしまう場面や特徴9選
20代で経験が浅いとはいえ、仕事ができないと思われるのは嫌ですよね。
まず、どんな人が仕事ができないと思われがちなのか紹介していきます。
質問に答えていない
20代に限らずですが、想像以上に「質問に答えてない」人が多いです。
たとえば「〇〇の仕事はできる?」と聞かれたら、とりあえず答えは「できますorできません」ですよね。
その場面で「一応前職で少ししたことはあるんですけど、そこまで詳しくはなくて~」みたいなことを話しはじめる感じです。
仕事ができる上司からすると、けっこうモヤモヤするようです。
約束・納期を守れない
やむを得ない事情があったとしても、「〇〇日までにする」という仕事が完了しなければ、関わっている人からの印象に悪影響を及ぼす可能性はもちろんあります。
確認する癖がない
自分が作ったもの、書いたものを確認する癖がないと、作成した資料や文章に間違いがある状態で提出してしまいます。
誤字脱字が多いと指摘を受ける場合は、とにかく確認グセをつけましょう。
疑問点を解消しない
上司や先輩の話をよく聞き、疑問点はそのままにせず、ひとつひとつ解消していかなければなりません。
相手の話がよく分からなかったとき「また聞いたら気を悪くするかな」と思って聞けずじまいになり、あいまいな理解度で仕事をした結果、やっぱり間違ってた…みたいな悪循環に陥っていないでしょうか?
自主性と先走りをはき違えている
「自分で工夫してやってみよう」と仕事を進めていった結果、終盤になってから重大なミスが発覚すると、序盤でミスをつぶすより遥かに対処が大変です。
こういうとき、上司や先輩目線でいくと、ミスしたこと自体よりも「なんで進捗を共有せず勝手に進めちゃったのよ…」というところにガッカリします。
自主性は大事ですが、確認すべきところはして、先走りしないようにするといいですね。
同じミスを繰り返す
ミスを一度もしたことがない人なんていません。ミスをすること自体は当たり前です。
ただ、同じミスを繰り返してしまうのは「仕事ができない」と言われてしまっても仕方がないところ。
- 確認作業をする
- メモをとり読み返す
- 再発防止の手順を考える
など、改善しようとする姿勢は見せていきたいです。
仕事の優先順位がつけられない
新しく仕事を頼まれると、今やっている仕事を止めてそっちをしなければならないことがあります。
ただ、人間はマルチタスクなんてできません。両方に手を付けて、どちらも中途半端になるのはさけたいところ。
どれから手を付けるべきか迷った時は、
- まず納期が不透明なものも含めて「いつまで」にやるべきかはっきりさせる
- そのタスクが間に合わなかったときに困るのが会社全体・チームのみ・自分のみか考える
上記のようなことを考えると、仕事の優先順位がつけやすいのではないでしょうか。
気を遣いすぎて仕事が進まない
気が利かないのも考えものですが、あまりに周りに気を遣いすぎて身動きがとれなくなるケースもあります。
- 仕事を断れずたくさん抱えて、どれも半端になる
- 上司や先輩に質問したくても、忙しそうだと後回しにする
- 「意見言いたいけど、自分がでしゃばるところじゃないかな」と引っ込み事案になる
こういった人は、本来周りが良く見えて状況判断もできるのに「目立ってない」「何してるのかわからない」と思われがちです。
気を遣うことは組織に属している以上は大切な部分でもありますが、それで仕事の進みが悪くなるのは避けたいですね。
意外と大事!清潔感が無い
実際に仕事ができるかどうかは別として、清潔感が無いと「できなさそうに見えて」しまいます。
自分でどうにかできる範囲の対策はしておきましょう。特別なことをする必要はなく、
- 仕事着でよれよれのスーツやシャツを着ていってないか?
- 靴は汚れてないか?
- 髪がぼさぼさになっていないか?
という基本的なところを見直すだけでもだいぶ違います。
最低限の清潔感を保つことで、見た目で損しないようにしましょう。
20代で仕事ができない悩みを払拭するための6つの対処法
仕事ができないと思われてしまう特徴を紹介しましたが、ふだんの行動や考え方で改善できます。
ここから、すこしでも「仕事ができる」と思われるようになるための策を紹介します。
納期を長めに設定する
はじめから納期が決まっている場合は難しいですが、自分で納期を設定できる場合はやってみてください。
「いつまでにできそう?」と聞かれたら、パッと自分の中で思った日にち・時間より長めに伝えるといいです。その理由はおもに2つあって、
- やる前は1時間でできると思っても、実際2時間かかるようなことはざらにあるから
- 既存タスクの優先度を崩さずに、余裕をもって作業できるから
という感じです。
これをするだけで、仕事ができないと思われる原因の1つである「納期が守れない」を回避しやすくなります。
目的意識を持つ
「目的意識」とは「一定の目標を達成しようという意欲・意識」のことです。これでは少しわかりにくいですが、仕事のシーンに落とし込むと、
- 仕事を通して、どのような目標を達成したいのか?
- 今やっている作業は、目標を達成するために適切な方法か?
を常に意識することだといえます。
1が大事なのは、目標を意識しておくことでモチベーションに繋がるほか、ゴールから逆算して「何をすべきか?」が考えられるからです。
2は、たとえば「マッチョになりたいからプロテイン飲んでます!」という人がいたら、「いや、まずはトレーニングしなきゃ」と思いますよね。このように間違った方向に行かないためには、「今やってることは本当にあってるのか?」と常に意識しておく必要があります。
仕事ができると思う人についていくor徹底的に真似てみる
もし、会社に「この人、仕事できるし人としてもいいなぁ」と思える同僚・上司がいれば、その人の仕事の取り組み方やふだんの動作など、徹底的に真似てみるといいです。
剣道や茶道で「守破離」という言葉があります。
- 守:師の技や教え、型を忠実に守り、身につける段階
- 破:他の師や技についても学び、良いものは取り入れる段階
- 離:独自の新しい技や流派を生み出す段階
20代の社会人にとって、上記の「守」が非常に大切です。師となる人を見つけられるかどうかは、その後の社会人人生を大きく変えるといっても過言ではありません。
日々スキルアップを重ねる
ごく普通かもしれませんが、結局はスキルアップに対する地道な取り組みも大事です。
仕事に対する自信をつけていくには、基本的に結果を出すしかありません。でも、気持ちだけでは結果が出るほど簡単ではないですよね。
では他に自信をつけていくためには、日々スキルアップを重ねて、自らの成長を実感することが大切です。インプットを続けていれば、仕事への取り組み方は間違いなく変わってきます。
タスク管理に慣れる
タスク管理に慣れるだけでも効果的です。仕事ができないといわれてしまう人のなかには、タスクの優先度のつけ方が良くないパターンがあります。
「この作業は、苦手な人と関わらないといけない」「とりあえずできることからやっておこう」という感じでタスク管理に力を入れずにやっていると、結局「あれまだできてないの?」とツッコミを入れられてしまうこともあります。
おすすめは、1日のはじめの5分から10分を使って、タスクの優先度を自分のなかで確認することです。「Jooto」や「Todoist」などのツールを使うのも、頭の中を整理するのに役立ちます。
スピード重視で取り組み、進捗2割で共有する
仕事はスピードが命です。その代わり、上司・先輩へ早めの共有をセットでおこないましょう。
ミスしたくないから、慎重に時間をかけて仕事に取り組んていませんか?心がけは素晴らしいです。でも、慎重にやってもミスるときはミスるし、時間をかけたぶん、リカバリーの猶予が少なくなります。
おすすめは、見出しのとおり「スピード重視・2割で共有」です。2割で共有する意図は、下記のとおりです。
- 進捗が2割なら、仮に不備があっても方向転換ができる
- 早めに上司や先輩のフィードバックが入るので、ミスが起きにくい
上司・先輩がいちばん困るのは「部下が自己判断で進めて、期限ギリギリになってでかいミスが発覚」するときです。会社で若手がめっちゃ怒られてる時って、大概このパターンな気がします…
早めの共有をしておくだけで、上記のような事態を避けやすいです。「スピード重視・2割で共有」は、ぜひ意識してみてください。
他の人を頼る
恥ずかしがることはないので、上司や同僚には積極的に助けを求めましょう。
まじめな人ほどやりがちなのが「聞いてばっかりじゃ迷惑かなぁ」とか考えて、1人で進めてしまうことです。
直属の上司が聞きにくい感じだったら、まずは優しそうな人に聞いてみるといいでしょう。だんだん「あ、人っていろいろ聞かれるのをそんなに嫌がらないんだ」というのがわかります。
- 上司や同僚の考え方を吸収できる
- 教えているうちに、相手も自分に愛着を持ってくれる
など、メリットが生まれますよ。
注意点は「まずは自分なりの考えを持ってから聞くこと」です。ろくに調べもせずに聞いてしまうと「丸投げしてくる奴」と思われてしまうかもしれないので。
20代で仕事ができないと感じるのは、適性がないだけかも
そもそも仕事ができなくて辛いのは、単に今の仕事への適性が低いだけかもしれません。
世の中には、話すことが得意な人・書くことが得意な人・事務的な作業が得意な人など、いろんなタイプがいます。
ある会社で「こいつは仕事ができない」と言われていた人が、新しい会社では重宝されるのは、よくあることです。
【体験談】20代で未経験の職種に転職したら、周りの評価がガラッと変わりました
ここまでいろいろ書いて来ましたが、そんな僕自身、20代半ばまでは仕事ができないと悩み続けていました。
新卒で入ったところでは、事務員兼お客さま対応みたいな仕事でした。僕は、事務処理は微妙、客対応はめちゃくちゃ苦手で、当時はまあ単純に仕事できなかったですね。
事務も接客も苦手で「ほんまにやばい、僕って仕事こんなできひんのか」と悩んでました。辛くて、カウンセリングに行ったこともあります。
4年目の途中で、ようやく意を決して転職し、まったくの未経験からWebマーケティングの仕事に就きました。
すると、Webサイトの訪問数を上げたり広告で見込み客を増やすなど、力を発揮できました。そこではじめて、仕事が少し面白いと感じるようになりました。僕はすごく内向的なので、パソコンに向かうのも性に合っています。
何がいいたいかというと
ということです。
みなさんにも、僕にとってのWebマーケティングのように、楽しいと思える仕事が1つはあるはずです。それを見つけてほしいなと思っています。
20代が仕事ができないと悩んでいる状況を変えるには?
仕事ができないと悩んでいる状況を変えるためには、基本的に下記2つの方法しか無いと思っています。
- 仕事で結果を出す
- 思い切って転職する
仕事ができないと思っている状況から結果を出せば、周りも手のひらを返すでしょうし痛快です。
ただ、仕事ができないと感じている状況からの奮起は大変であることも事実。
僕は、自分の経験も踏まえて、「思い切って転職する」を推したいです。
よく「3年は続けろ」とかいいますけど、1年もあれば「あ、自分はこの仕事向いてないわ」ってだいたいわかると思います。
僕は、「仕事が楽しくない」「上司と相性悪い」と感じながら、最初の職場に3年以上しがみついていたことを、けっこう後悔しています。
自分を変えたり、今の会社にいる人間を変えたりすることは難しいです。それより、自分を取り巻く環境ごと移してしまったほうが、劇的に状況が変化します。
筆者おすすめの20代向け転職エージェント
第二新卒・20代におすすめの転職エージェント
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どこにするか迷ってるなら、とりあえずここは登録しておきましょう。初めての転職の不安には大手の安心感。求人数が圧倒的に多いので、さまざまな求人を見比べながら、自分の理想に近いところを選んで応募できるでしょう。
■マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒向けの転職エージェント。求人数が豊富というわけではないですが、企業も20代を求めているのでマッチ度が高くなります。志望動機や自己PRを考えてくれるので、初めての転職で不安な方にもおすすめ。
■ハタラクティブ
こちらも20代特化。20代のなかでもフリーター・職歴がほぼないという方におすすめの転職エージェントです。これからのキャリア相談も含めてサポートしてくれます。
「初めての転職で不安だらけ…」 「仕事の経験が浅くても転職できるだろうか…」 若いうちは転職が有利といえど、仕事の経験が少ない20代にとっては不安がつきまとうものですよね。 そんな時は、転職エージェントを活用するのが1つの手で[…]
まとめ
自分のことを「仕事ができない」と思う人は、何かしら自分で成果を出したい・役に立ちたいと思うまじめな方だと思います。
でも、一部のすごい人を除けばそんなに人の能力は変わらないと思います。焦らず、少しずつスキルアップを重ねていきましょう。
今の会社で成果を出すために頑張るのもアリですし、「そもそも仕事・会社が合ってないかも?」と思ったら転職するのもアリです。
自分の人生だから、後悔のない選択をしていきましょう。
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