「Web業界に興味があるけど、年収とか将来性とかどうなんだろう?」
こういった疑問にお答えします!
- Web業界に興味がある方
- Web業界への就職を目指す学生の方
- Web業界への転職を検討する20~30代の方
結論、Web業界に就くことはメリットがあります。
「じゃあ、どんなメリットがあるの?」というところを解説していくので、イメージをふくらませるためにも、ぜひご覧ください!
目次(クリックできるよ)
Web業界で働くメリット
専門スキルの習得で手に職が付く
Web業界の仕事は、以下のような専門的なスキルを身につける必要があります。
- デザイン系ツールの操作方法の習得
- 広告運用スキルと広告管理画面の操作方法習得
- SEOの知識
- デザインを実装したり、Web上の動きを反映したりする言語の習得
これらのスキルの習得は簡単ではありませんが、頑張れば誰でも可能です。
そして、世の中の誰もが持っているスキルではありません。そのため、Web業界の仕事の学習と経験を積めば、専門スキルを持つ人材として重宝されます。
業界の市場が伸びている
Web業界の市場は伸び続けています。実際、ふだんの生活でも、もうWeb系のコンテンツやSNSなしの生活は考えられませんよね。
たとえば、マーケティング視点では、メディアごとの広告費が2019年からインターネットがテレビを上回っています。
また、日々新たなSNSやWebサービスも登場しており、その制作に携わる人材の需要は常にある状態です。
市場が伸びているのに人手不足なので、未経験の20代や経験のある30代、育児・出産からの復帰を目指す方も採用の対象になる状況です。
業界の年収が平均より高い
Web業界の平均年収は、サラリーマン全体の平均年収より高いです。スキルが身に付く楽しさもあるし、それなりの年収を目指せるということで、僕的にはけっこうお得な業界なんじゃないかなと思ってます。
ただ、平均が高いといっても、職種とスキルによって開きが出ます。たとえば、同じデザイナーでも、駆け出しのデザイナーと、熟練のデザイナーでは当然、年収は異なります。
また、手を動かすことが中心のプレーヤーより、現場の指揮を取るマネジメント系の職種の方が年収は高くなります。あくまで平均の数字なので、自らスキルを習得していくつもりで頑張らないと、年収を上げていくことは難しいかもしれません。
Web業界で働くうえで気になる点・デメリット
技術や知識の変化に対応するため、勉強し続ける必要がある
Web業界の職種全般にいえることは、業界の変化が早いということです。
1年前までふつうにやっていたことが、いま通用しないなんてことは全然あります。
たとえば、Web広告の仕組みには「ある商品ページを見た人に、自動でその商品に関連する広告を出す」という機能があります。しかし、この機能はすでに制限されはじめており、近い将来無くなります。
こういった変化についていくためには、常に新しい情報にアンテナを張っている必要があります。
そこに終わりはないので、知識が常にアップデートされる感覚を楽しめるか、学び直すのが面倒だと思うかで、Web業界を楽しめるかどうかが大きく変わります。
会社によっては拘束時間が長い
代理店という立ち位置の会社は、拘束時間が長くなる可能性があります。多数のクライアントを抱えながら納期を守るためには、なかなか定時で帰宅というわけにはいかないのかもしれません。
ちなみに、僕はインハウスのWebマーケターをしていて、残業は少ないです。
多少、負荷がかかってもスキルアップしたい!という人なら、代理店でもやっていけるでしょう。
反対に、自分の時間を確保したい方は、インハウス(社内にWeb部署を設けている会社)を検討すべきでしょう。
おもなWeb業界の職種
Web業界とひとくちに言っても、さらに専門的な領域に細分化されます。ここから、Web業界のおもな職種をみていきましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやページの制作をおこないます。配色やレイアウトなど、作るサイトの雰囲気を考えながらデザインするスキルが求められます。
また、見た目のデザインだけでなく「パッと見て情報がわかりやすくまとめられている」「行きたいページに回遊しやすい」といったユーザビリティを保ちながら制作することが求められます。
IllustratorやPhotoshopといったソフトや、HTML・CSSなどの言語を習得していく必要があります。
Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWebサービスのシステム開発・保守をおもにする職種です。
JavaScriptやRudy、PHPといった言語を用いて、フロント・サーバーの開発に関わります。
GoogleやYahoo!で検索したり、Amazonでカートに入れたり、YouTubeで動画を観たりといった、私たちがなにげなくやっていることも、Webエンジニアの人がいるからできることです。
Webマーケター
Webマーケターは、インターネットを活用して商品やサービスの認知を広げたり、購入を促進したりといったところを担う職種です。
代表的な施策は以下のようなものがあります。
- 広告:検索広告やディスプレイ広告など、有料だけどターゲットの顧客に効率よくアプローチできる施策
- SEO:検索エンジンの上位に表示することで、メディアへの流入を増やす施策
そのほかにもSNSや動画など、さまざまな手法から合うものを選んでマーケティングします。
オフラインと異なり、さまざまなデータを取得できるのがWebマーケティングの特徴です。そのため、数値をもとに仮説を立てて施策を実行、また数値の確認・・・という「PDCAサイクル」を回すことが大切です。
数年前の常識が通用しないこともあるため、常に情報のアップデートが必要な職種です。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトやサービスの「現場監督」のような立ち位置です。
社内やクライアントからのヒアリング内容をもとに、タスクを担うメンバーやスケジュールを決めます。
Webデザイナー、Webマーケター、Webエンジニア、クライアント・・・それぞれの作業の進捗を管理しながら納期と品質を守る重要な役割です。
自ら作業をおこなう比率は少なく、「手を動かす」というよりは「人を動かす」というイメージの職種です。
Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Webサイトやサービス開発の責任者ポジションです。
やることはWebディレクターと似ていますが、より経営に近い人とのやり取りや、プロジェクトの企画立案も担います。
クライアントのビジネスを素早く深く理解する力や、複数の部署・人間のタスクを把握してさばくコミュニケーションが求められます。
Webプランナー
Webプランナーは、クライアントからの要望をWebサイトやサービスに落とし込み、プランを立てます。
ディレクターはプロジェクトの管理要素が強く、プランナーはWebサイトの構成や内容に関わる要素が強い、というイメージです。
未経験でもWeb業界に行ける?→大丈夫です
大丈夫、未経験でもなれます。これは断言できます。そういえるのは、僕自身がWebと無縁の事務職からWebマーケターに転職して今も続けられているからです。
そもそも会社によっては、未経験から育てることを想定して求人をかけている場合もありますしね。
未経験から転職するなら、Webデザイナー・Webマーケター・Webエンジニアが現実的でしょう。
WebプロデューサーやWebディレクターは、現場の指揮をとるためのスキルや経験が求められるため、未経験からいきなりは難しいです。
理系じゃないとWeb業界に来るのは難しい?
これも関係ないです。
マーケティングもデザインも開発も、文系だから無理ということはないですね。
専門スキルといっても、数学や物理をやるわけではありません。スタートはみんな同じです。なので、覚えればみんな成長の余地があります。
関連記事Webマーケターは文系出身でも活躍できる職業です|理由を解説
Web業界に転職するための準備
Web業界を目指す!と考えるとき、準備しておくべきことを挙げていきます。
Web業界のなかでも、どの領域で働きたいか明確にする
ひとくちにWeb業界といっても、職種や業務形態はさまざまです。下記2点は自分の中でよく考えて整理しておきましょう。
- Webの領域:デザイン・マーケティング・エンジニアなどから、どの仕事内容に惹かれるか、どれが自分に向いていそうか明確にする
- 企業の業態:代理店の立場で、いろいろなお客さんの成長に携わりたいのか、自社のサービスの成長に携わりたいのかで、選ぶ会社が変わってきます
ここを考えておけば、職務経歴書や志望動機の記入内容も浮かびやくすなります。
ポートフォリオを作成(デザイナー志望ならとくに)
ポートフォリオとは、自分が制作した作品や現状のスキルをまとめた資料のようなものです。
とくにデザイナー志望の場合、ポートフォリオなしで採用面接に挑んでも、よほど人間性が評価されない限り通過は難しいと思われます。
「でも未経験なのに載せるものがないよ!」と思う方もいると思います。作ろうにも、Illustrator・Photoshop・Dreamweaverなどのツールは値段が高いですしね・・
そんな、未経験だけどなにかポートフォリオを作りたい!という方は、株式会社LIGのポートフォリオ制作に関連するページが参考になると思います。
転職エージェントで未経験可能の求人に応募
準備ができたら、いよいよ転職活動を始めましょう。
未経験からWeb業界を目指すなら、転職エージェントの活用がおすすめです。ざっと挙げるだけでも、以下のようなメリットがあります。
- 転職サイトには載っていない未公開求人が豊富
- 企業に自分をアピールしてくれるため、書類選考の通過率が上がる
- 履歴書・職務経歴書の添削をしてくれる
- 面接の対策をしてくれる
- 上記サービスが無料で活用できる
僕自身、未経験の事務員からWeb業界に来られたのは、転職エージェント経由の求人でした。
未経験から自分の力だけで合格をつかみ取ることは、やっぱり難しいなと思うこともありました。だから、転職のプロに力を借りることは全然悪いことじゃなく、むしろプラスになります。
利用するときは、2~3社を併用するのがおすすめです。万が一合わないエージェントがいても、残りのエージェントで転職活動がすすめられます。
関連記事転職エージェントのメリット・デメリットとは?|活用して合格率をアップしよう
まとめ
Web業界で働くために、それぞれの職種に求められるスキルを調査して、自分の方向性を決めましょう。
Web業界は、もちろんしんどいこともあります。でも、日々成長していく実感が得やすいですし、着実にスキルをつければ年収が高くなりやすいです。
僕はWeb業界に来て本当に良かったと思っているので、ちょっとでも興味を持つ人が増えてほしいなーと思ってます。なので、少しでも参考になっていれば幸いです!
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