webマーケターは将来性のある職業なのか?【現役マーケターが解説】

Webマーケターって面白そう。でもいざ転職して給料とか微妙だったら嫌だし・・・将来性ってある職種なのかな?

今回はこんな疑問にお答えしていきます。

  • Webマーケターへの転職を検討している人
  • Webマーケター業界のことを知りたい人
  • Webマーケターという職種の将来性を知りたい人

この記事を読むことで、Webマーケターの将来性についてイメージがしやすくなるでしょう。

僕自身、本業はWebマーケターであり、多少のバイアスはかかっているかもしれませんので、それ込みで見てください

ではさっそくいきましょう。

webマーケターの将来性は?【結論:明るい】

webマーケターの将来性は?

結論からいうと、Webマーケターは将来性がある職種だと思っています。

もちろん「Webマーケターやってたら人生必ず好転する」とまでは言えません。ただ、これからも伸びる業界・職種だといえる理由がいくつかあります。

その理由を、ここからの見出しで解説していきます。

AIが発達しても、マーケティングの知識は重宝される

Webマーケターの将来性に不安を感じるとしたら、おそらく「AI(人工知能)の発達によって仕事がほぼ自動化されるのでは?」ではないでしょうか。

もちろん、Webマーケティングにおいて、AIを活かした仕組みはすでに有効活用されています。

たとえば、Facebook広告は、登録した広告の中から効果の良いものの表示比率を自動で高めてくれます。また、GoogleやYahooの広告でも「このサイトに広告を表示すれば効果が出そうだ」ということをAI側で判断し、広告表示してくれる機能があります。

ただし、AIが活躍する一方で「人ができること」はこれからも重要であり続けるでしょう。

どんな広告文やバナーで攻めるかを計画・実行・検証・改善していくことは、人が得意とするところです。また、自社や商品の紹介コンテンツは、AIより人が作ったほうが、心を動かす文章が作れる可能性が高いのは言うまでもありません。

AIは、答えが出せることを考えるのが大得意です。でも、マーケティングの醍醐味は、あいまいな「人の心」との関わりです。

そのため、AIがどれだけ発達しても、Webマーケティングにおいて人が行うことはたくさんあります。

Webマーケターは副業時代に適応しやすい

副業に寛容な世の中に変わりつつありますが、副業のなかでもwebに関連するものがポピュラーですね。

  • ブログ
  • SNS
  • YouTube
  • 副業としてのSEOコンサル など

webマーケターをやっていると、本業に従事している間に知識がインプットされていきます。

本業で得た知見を副業に直接活かすことができる利点があります。

webマーケターという職業そのものの将来性とはあまり関係の薄い話だったかもしれませんが、これから副業がもっと当たり前になる時代に適応しやすいという意味では、将来性があるんじゃないかなと思います。

業界が伸びている:広告費はテレビを抜きトップに

web業界の将来性を示すためにわかりやすい指標として、メディア別の広告費の変動があります。

2019年、インターネット広告費はついにテレビメディアの広告費を追い抜きました。

テレビ広告 インターネット広告
2018年 1兆9,123億円 1兆7,589億円
2019年 1兆8,612億円 2兆1,048億円

(参照元:株式会社電通|2020年 日本の広告費

ただ追い抜いただけでなく、伸び方もすごいですね。

そして、これからもインターネット広告の市場は伸びていくとみられています。「Webに携わっていると安泰」とまはいえませんが、業界自体の将来性は見込めるのではないでしょうか。

Webマーケターの年収は平均より高い

Webマーケター将来性という観点では、年収も気になるところです。

Webマーケターの平均年収は、約500万円といわれます。はっきりとした数字が出ているわけではないのですが、大手転職サイトの調査などを見てもこのあたりと思われます。

日本全体の平均年収が約400万円なので、Webマーケターの年収は平均よりは高いです。

単純に、収入面で平均値よりは高くなると思えば将来性があるといえます。Web広告費が伸びていることを踏まえると、今後も伸びるかもしれませんね。

ただし、同じWebマーケターでも、コンサルタントと事業会社の社内マーケターでは年収がことなる点には注意が必要です。

Webマーケターの年収についてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

関連記事

webマーケターに興味がある。年収って、どれくらいなのかな? こんな疑問にお答えしていきます! webマーケターへの転職を検討している社会人の方 webマーケターになりたい学生の方 web業界[…]

人がWebコンテンツで過ごす時間が増えている

インターネットに関する指標では、広告費だけでなく利用時間も増加し続けています。

テレビ インターネット
平成25年 168.3分 77.9分
平成28年 168.0分 99.8分
令和元年 161.2分 126.2分

(参照元:総務省|令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

利用時間そのものは、まだまだテレビのほうが長いです。しかし、テレビの利用時間は微減傾向にあるなか、インターネット利用時間がどんどん伸びていることがわかります。

これだけ、人のインターネット利用時間が増えていることがわかれば、Web上へのプロモーション需要も当然、増加します。

これから、5Gを活かしたVRやWebのサービスが登場すれば、インターネットがテレビの利用時間を追い抜くこともありえます。

そうなれば今以上に、商品やサービスを売り込むためにはWebマーケティングが必須という状況になります。Webマーケターの仕事は、変化しながらも絶えることはないでしょう。

Webマーケターの需要は高まっている

Webマーケターの需要が高いといえる理由は、求人サイトから読み取ることができました。

大手転職サイト「リクナビNEXT」で、「Webデザ(デザイナー・デザインという単語を拾うため)」と「Webマーケ(マーケター・マーケティングという単語を拾うため)」でそれぞれ求人検索をかけてみました。(2021年4月18日時点)

検索ワード「Webデザ」では457件の求人がヒットしました。

一方、検索ワード「Webマーケ」では820件の求人がヒットしました。

Webデザイナーのほうが求人が多いイメージだったので、これは正直、意外な結果でした。

Webマーケターの求人が増えている要因として、以下の仮説が考えられます。

  • 日本全体のWeb広告費増大にともない、代理店やコンサル会社が人手を増やそうとしている
  • 事業会社が、Web分野を代理店任せにせずインハウス化する動きが増えている

Webマーケターの需要の高まりや将来性がうかがえます。

Web広告の懸念は多少ある

Web広告の懸念は多少ある

Webマーケターの将来性明るいという話をしましたが、懸念がないわけではありません。

とくに広告の分野ですね。以下の見出しから解説していきます。

薬機法にかかわる分野は注意|会社選びを慎重に

薬機法にかかわる分野(美容・健康など)のWebマーケティングに興味がある場合、会社選びはとくに慎重にいきましょう。

薬機法とは、医薬品や化粧品の品質と有効性を確保するために、製造・流通・広告などについて細かく定めた法律です。

ここ数年で、薬機法に関わる分野の規制が強くなっています。

というのも、健康食品や美容の商品まわりのWeb広告が、これまで無秩序そのものだったからです。

  • 速攻で○○キロやせた
  • ○○日で肌が劇的にキレイに

たとえば、こういう謳い文句ですね。(今もあるかもですが・・・)

そんな商品が本当にあれば、爆売れして話題をかっさらうでしょうし、美容クリニックはつぶれますよね。じゃあ、なぜそうならないのか?

単純に、効かないからです。効かない商品の効果を大げさに表現して売るスタイルですね。今までは通用したかもしれませんが、これからは厳しい。

広告業界には、一部そんな会社があるのが事実です。こういった健康食品・化粧品を作っている会社は、将来性があるとはいえなくなります。

もちろん、美容や健康食品の分野で一生懸命に商品を開発している会社もあります。Web業界のなかでも美容・健康系の分野に興味がある方は、企業調査だけは入念に行っておくことを推奨します。

個人情報保護の観点とweb広告

Web広告は「クッキー」を利用して、個人のWeb上での行動に対応した広告を表示させる機能があります。

あなたも「さっき見てたサイトの商品が広告で出てきた」という経験があるはずです。

Web広告業界は、クッキーの仕組みを利用して効率的な広告運用を実現していました。行動履歴にもとづく=その人の興味がある広告を出せるということですからね。

しかし「個人情報は大丈夫なのか?」「なんだか気持ち悪い」という声が上がっていたのも事実でした。

この流れをうけ、ヨーロッパが先陣を切るかたちで、クッキーの規制を行いました。日本ではまだギリギリ機能していますが、近いうちにクッキーが規制されるでしょう。(執筆時は2021年4月)

懸念があるとはいえWeb広告がなくなることはおそらくない

ここで示したような懸念があるとはいえ、Web広告がなくなることは、まあないと考えられます。

先述したクッキーの規制も、考えようによっては「どんな人をターゲットして広告を出すか」をより深く考えるきっかけとなるでしょう。

Webマーケターの手腕が試される状況ですが、それが面白みでもありますね。

まとめ

Webマーケターの将来は明るいといったものの、この先も変化は多い職種だと思います。

たとえばIoTや5Gなど、新しい技術とWebマーケティングが絡んだ手法が出てくるのかなーなどと予測しています。

ただ、どんな手法が登場しても、どんな人に売るか?どうやって売るか?というマーケティングの根本の部分を突き詰めることは変わらないでしょう。

Webマーケテイングの勉強方法は以下の記事で解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

関連記事

webマーケティングの勉強方法はどんなものがある? こんな疑問にお答えしていきます。 未経験からwebマーケターを目指す人 webマーケター初心者の人 何か良いwebマーケターの勉強方法はない[…]

Webマーケターへの転職を考えている方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介している記事はこちら。

関連記事

Webマーケティングに興味があるけど、スキルが必要そうだし未経験からなれるのかな…? 今回はこのような疑問にお答えしていきます。 Web業界・Webマーケターに興味がある人 おすすめの転職エージェン[…]