Webマーケターの仕事内容とは?|スキルや勉強方法も紹介

Webマーケターの仕事内容を知りたい。
たとえばどんなことやってるの?

今回はこういった疑問にお答えしていこうと思います。

ロイ
ロイです!2018年に未経験からWebマーケターに転職しました。
  • Webマーケターに興味を持っている方
  • Webマーケターへの転職を考えている方
  • Webマーケターの仕事内容を体系的に知りたい方

Webマーケターといえば、なんとなく広告を出しているイメージが強そうですが、さまざまな業務内容があります。この記事を読むことで、Webマーケターがどんなことをしているかイメージできるようになるはずです。

ではさっそくいきましょう。

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Webマーケターとは?

Webマーケターとは?

Webマーケターとは、Webの特性を活かしてマーケティングを行う人のことです。具体的に説明していきます。

そもそもマーケティングとは「企業などの組織が商品やサービスを提供するための行動全般」を指します。

「行動全般」とは、たとえば市場調査・広告宣伝・販売などです。

インターネットが普及したいま、パソコンやスマホを使用して誰でもお手軽に検索ができます。

これにより、ンターネットが無い時代には難しかった遠方の顧客にも、広告で効果的にアプローチすることが可能になりました。

また、Webサイトなどのメディアを作成すれば、広告費に頼らず集客することも可能です。

このように、Webの特性を活かして効果的に集客を行い、商品やサービスが売れる仕組みを作ることが、Webマーケターの使命といえます。

Webマーケターの仕事内容

Webマーケターの仕事内容

広告運用

Webマーケティングの王道といえる手法です。

広告にもさまざまな種類がありますが、メジャーな3つの広告を簡潔にご紹介します。

■検索広告
私たちが何かを検索したとき、おもに検索結果画面の上部に表示されるテキスト型の広告です。
上部に表示されれば、より多くの人に見てもらえる分、広告をクリックして自社のページに来てもらいやすくなります。

■ディスプレイ広告
インターネット上に表示される、バナー型の広告です。
Web上での行動や個人の属性(年齢・性別など)にもとづいて、その人に合ったバナーが表示されます。GoogleやYahooが有名ですが、その他の媒体もあります。

■SNS広告
Twitter・Facebook・Instagramなど、SNS上に表示される広告です。
スマートフォンが普及しSNS利用者が増えるとともに、注目度が上昇しました。Twitterは「特定の単語を含むツイートをした人に広告を出す」とか、FacebookはAIが優秀で狙っている人に広告を出しやすいといった、SNSごとの特徴があります。

Webマーケターは、顧客のWeb上の行動をくみ取り「このキーワードが検索されたら広告を表示させよう」といった設計を行うことや、適切な予算・入札戦略を考えることが求められます。

SEO対策

SEO対策とは、簡単に言えば「GoogleやYahooで検索する人がたくさん自社・自分のサイトに来てもらえるようにコンテンツを作ること」です。

顧客が検索行動を行う際のニーズを把握し、役に立つコンテンツを投下し続けていくことで、やがてGoogleからも顧客からも信頼されるサイトになっていきます。

たくさんコンテンツを作成しても、実際に評価されるのは数カ月後になることも。広告と違い長期的な施策になります。

ですが、SEO対策の効果が出始めれば、広告に頼らず集客ができるようになります。

昔はGoogleのアルゴリズムの隙をつくような施策が横行していたようですが、Googleは「人の役に立つコンテンツを表示させる」ように日々アップデートしています。

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競合・市場調査

競合や市場の調査もWebマーケターにとって大切な仕事です。

個人的に、広告運用ができれば将来的に仕事に困る確率は低くなると思っています。

ただ、単に画面を操作性手広告を入稿するだけなら、誰だってそのうちできるようになります。

マーケターは競合の状況も踏まえたうえで戦略を立てます。

たとえばある商品の広告を出すとして、大手と同じアピールをしていると負けてしまいそうですよね。

「じゃあ、どんな広告文を出せば競合と差別化でき、かつ顧客にも伝わるかな?」といったことを愚直に考えることがマーケターには大切です。

アクセス解析

Webサイトのアクセス解析を行い、顧客が使いやすく、CVRの高いサイトに改善していくことも大切です。

基本的に、Googleアナリティクスを使用します。

CVR=サイト訪問数のうち、どれだけ商品購入・お問い合わせ・会員登録などのゴールに至ったかの割合

解析

閲覧数の多いページや、離脱率の高いページを特定します。閲覧数が多いのに離脱率も高いページは要注意。ページの離脱要因について仮説を立てます。

改善

仮説にもとづいて、デザイン面や文章など変更を加えます。これにより、CVRの向上を目指します。

再検証

一定期間を置いて、実行した改善策でCVRが向上したかどうかを再検証します。うまくいっていれば維持する方法を考えますし、うまくいかなければ別の方法を考えます。

SNS運用

SNS広告とは違って、SNSのページに投稿したり、他のユーザーとコミュニケーションしたりという活動を通して、自社のサービスや商品をアピールする手法です。

闇雲にリプライやいいねを送るだけでは、企業のアカウントは引かれてしまうでしょう。

商品を魅力的に紹介する投稿や、他にはないユニークな投稿でユーザーの興味を引くことが、企業SNSでは大切です。

メールマーケティング

メルマガは、リピーター獲得や休眠顧客の発掘に役立ちます。SNSが発達した今でも、よく使われる手法です。

配信のタイミングや内容を工夫し、多くの人に見てもらい、行動を起こしてもらうことがメルマガを行う人の役割です。

Webサイトコンテンツ企画

Webサイトのコンテンツ企画やサイトマップ設計も、Webマーケターが行うことがあります。

エンジニア・コーダー・デザイナーと協力して、ユーザーが使いやすいサイト制作を目指します。

コンテンツの導線の引きかたを工夫し、少しでもCVRを向上することを考えていきます。

Webマーケターに求められるスキル

Webマーケターに求められるスキル

Webマーケターには、ここまでご紹介した仕事内容に関わる知識はもちろん、さまざまなスキルが求められます。

柔軟に発想を広げる能力があれば、他の人にはない提案ができるかもしれません。

コミュニケーション力(饒舌に話すというよりは、相手の意見をよく聞く力)があれば、社内・社外の人間と意見を交わしながらより良い施策を打つことに繋がります。

このようなスキルを鍛えることで、より頼られるWebマーケターになれるでしょう。

Webマーケターに求められるスキルについては、以下の記事で書いていますので、こちらもご覧ください。

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Webマーケターのスキルを勉強するには?

本で勉強

今はさまざまなWebマーケティング関連の本が出ています。

知識がなくても読みやすい本もありますので、未経験でWebマーケティングに興味を持っている方は、こういった本から学んでみると良いですね。

YouTubeで勉強

YouTubeは、Webマーケティング全般に関しては情報がそこまで多くないですが、SEO関連はそれなりに豊富という印象です。

SEOについては、有名なブロガーの方などがYouTubeで知識を発信しているので、それらを動画を見ると参考になります。

オンライン動画サービスで勉強

「Udemy」などオンライン動画サービスには、Webマーケティング関連の動画コンテンツもそろっています。

有料のセミナー動画を購入して見るサービスが多いため、評価の高いものを選んだほうがハズれにくいかなと思います。

Webメディアで勉強

企業や個人が運営するメディアのお役立ちコンテンツで勉強することもおすすめです。いつでも、どこでも、無料で見れますし。

Webマーケティングを実際にやってみる

可能であれば、個人でできる範囲でWebマーケティングに関連する活動を実際にやってみるといいです。

本などで知識が「わかる」のと、実際に「できる」のには、大きな隔たりがあります。

手法は、ブログやSNSあたりが取り組みやすいですね。広告運用もできれば良いですが、個人ではなかなか難しいかなと思います。

webマーケティングの勉強方法について、以下の記事でも解説していますので、こちらもご覧ください。

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Webマーケターは需要が高まっている

Webマーケターは需要が高まっている

2021年5月現在は、僕がWebマーケティングへの転職を考えていた2018年ごろに比べて、Webマーケターの需要が高まっているように思います。

昨今のインターネットサービスの充実と、それにともなう人々のインターネット利用時間の増加を踏まえ、Web集客に注力する企業が増えているのでしょう。

下記記事でもWebマーケターの需要について少し記述しています。

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未経験からWebマーケターになるには?

未経験からWebマーケターになることは十分に可能です。

丸腰で転職活動に望む場合は難しいかもしれませんが、本や動画で勉強したり、実際にライティングやブログを行った実績を面接でアピールすれば、合格率が少しでもアップするのではないかと思います。

また、必須ではないものの転職エージェントの活用もおすすめです。あなたの代わりに、企業にあなたを売り込んでくれますし、職務経歴書もブラッシュアップしれくれるからです。

僕もWeb未経験からWebマーケターへの転職活動をしている時は、エージェントを登録させてもらってました。

感覚値ですが「たぶんエージェント経由じゃなかったらここの書類選考は落ちてただろうな」と思った求人もあります。

「未経験なので転職活動でアピールできることがあるか不安」「いろいろな求人を紹介してもらいたい」という方は、エージェント登録もひとつの選択肢です。

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まとめ

  • Webマーケターの仕事内容はさまざま
  • 今持っているスキルからWebマーケターに活かせるものを見つけよう
  • 未経験からWebマーケターになるためには勉強も必要
  • Webマーケターへの転職には転職エージェントの利用がおすすめ