今回はこんな悩みについて解説します。
Webマーケターに限らず、転職の際に伝える志望動機の内容は悩みがちですよね。
今回は、未経験からWebマーケターを目指している方に向けて、志望動機を考えるポイントを3つご紹介します。それらを盛り込むことで、採用者に伝わりやすい志望動機になるはずです。
また、伝えがちだけど注意したほうが良いと思われる志望動機についても触れていきます。
ではさっそくいきます。
ロイ ロイです!普段は事業会社で社内Webマーケターをやっています。現役の観点で、Webマーケターという職業をかみ砕いて説明していきます! さまざまなアプリや動画、SNSなどがあるいま、人がWebコンテンツで過ごす時間が[…]
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Webマーケターへの転職は未経験でも可能
これからWebマーケター目指している方の中には、そもそも未経験からなれるものなのか不安を抱えている方もいると思います。
結論から言うと、未経験からでもWebマーケターになれます。
求人票を見ても「未経験可能」な求人が意外とあります。
とはいえ、未経験からの転職では、履歴書に記入したり面接でアピールしたりするための志望動機を、経験者以上に練っておく必要があるのはいうまでもありません。
以下の見出しから、Webマーケターへの転職の際、履歴書や面接で伝える志望動機の考え方を説明します。
「未経験からWebマーケター」で志望動機を考える3つのポイント
Webマーケターへの転職で志望動機を伝えるポイントを紹介していきます。
なぜWebマーケターに興味を持ったのかを伝える
なぜ数ある職業の中からWebマーケターを志望しているのか、どこに魅力を感じているのかを伝えましょう。
自分の過去の経験と紐づけると、伝わりやすくなります。
たとえば「店舗運営で商品の配置を変えたら効果が出た」とか「文章が整っていてわかりやすい、と周りに言ってもらえる」とかでも良いと思います。
志望動機に落とし込むと「過去に自分はこのような経験をし、そこから自分にはWebマーケティングに活かせるような適性があると感じています」という感じです。
なぜその企業なのか?を伝える
Webマーケターに限ったことではないですが、数ある求人の中から「なぜその会社に応募したのか?」を伝えましょう。
Webマーケティング職への転職では、応募した企業にあって他社にはない魅力をいくつかピックアップし、履歴書や面接での志望動機に落とし込むと良いです。
採用側は「なぜうちに応募した?」をけっこう気にする傾向があるので、ここに自分なりの回答を用意してやりましょう。
また、Webマーケティングでは情報を集めることも立派なスキルです。
そのため、応募企業と他社の違いをうまく調査して、自分が魅力を感じている部分として説明できれば、情報収集力の面でもアピールになります。
今のスキルから企業に貢献できる部分を伝える
これもWebマーケターに限った話ではないですが、とくに未経験から新しい職種を狙うときは「今持っているスキルをどのように活かして会社に貢献できるか」もアピールしましょう。
企業が採用を行うときは、金銭的な負担が発生します。
そのため、いくらやる気に満ち溢れている求職者でも、採用後の貢献に疑問を感じたままでは、なかなか雇ってはもらいにくいです。
したがって、繰り返しになりますが志望動機では「自分が会社にどのような貢献を果たせるのか」を盛り込めると良いですね。
自分自身の気持ちをアピールするだけではなく、相手からみたメリットも示してあげましょう。
【注意】マイナス印象になりかねないWebマーケティングの志望動機
Webマーケター転職の志望動機として伝えがちだけど、注意すべき内容について解説していきます。
対面の営業が苦手だけどパソコンに向かうのは得意
意外とマイナスの印象を与えかねないので、注意すべきでしょう。
Webマーケターに興味を持つ動機としては、とてもわかります。僕自身、Webマーケターを目指したきっかけの1つは、話すことが得意ではなくても活躍しやすい職業はないか?と考えたことでした。
ある意味、自分を客観視できていることは良いと思います。
ただし、履歴書や面接でこれを書いたり言ったりすると、動機としてはマイナスから入っている感じになるので、おすすめできないです。
また、Webマーケターとして経験を積んでいくと、他社や他部署と関わりあって仕事を進めていく場面は必ず出てきます。
コミュニケーションをとらなくていい職業では決してないので、そういう意味でも志望動機としては注意すべき内容です。
クリエイティブな仕事をしてみたい
「クリエイティブ」とは、「独創的な・創造的な・想像力がある」といった意味を含みます。一見、良さそうな志望動機に見えますが、これだけでは浅い印象です。
「だったら、デザイナーや企画でもいいのでは?なぜそのなかでもWebマーケターなのか?」と思われかねません。
また、Webマーケターは独創的な発想もあるに越したことはないですが、実際は数字とにらめっこしたり、改善点を考察したりと、けっこう泥臭い部分があります。
「クリエイティブな仕事をしたい」と言われると、採用側は「Web業界に華やかなイメージ抱いているのではないか?Webマーケターは地道な作業も多いのでギャップを感じないだろうか?」と心配する可能性があります。
そもそもクリエイティブって抽象的な言葉なので、自分と相手の解釈がずれたまま話が進んでしまう可能性があるものあまり良くないです。
「クリエイティブなことがしたい」というよりは「これまでの仕事では、お客さまのニーズをくみ取って商品づくりをしてきたので、それを活かして広告運用をしてみたい」とか「文章力と継続力を活かしてSEO施策をしてみたい」のように、もう1段階踏み込んだ伝え方のほうが「Webマーケティングの志望動機」ぽくなるかと思います。
楽しそう
Webマーケターの志望動機として「楽しそう」も意外と注意すべきです。
1つ前の見出しの話に通じますが、Webマーケターの実務は「めっちゃ考えるし行動もする」「トライ&エラーの繰り返し」という感じで、なかなか泥臭いところがあります。
そのため、未経験の人がWebマーケターになりたい理由が「楽しそうだから」と聞くと「採用後にWebマーケターの泥臭い部分に触れたとき、ギャップを感じないだろうか」と採用側が思ってしまう可能性はあります。
もちろん、自分が楽しいと思える仕事を選びとろうとする姿勢は素晴らしいことです。ただ、志望動機として伝える場合は「なぜ楽しそうだと思うのか」まで答えられるようにしたほうが良さそうですね。
Webマーケターのやりがいや魅力についてはこちらのリンクにある記事で解説していますので、参考になれば嬉しいです。
転職エージェントに志望動機のアドバイスをもらうのもアリ
ここまでWebマーケティングの志望動機について解説してきました。
とはいえ、正直どうやって志望動機を考えればいいのか不安に感じている方もいると思います。
そんな場合は、転職エージェントに相談して、強みのある志望動機を作成することも1つの手です。
「自分の志望動機なのに人と一緒に考えていいの?」と思うかもしれませんが、むしろ逆で、誰かにアウトプットすることで、自分の思考も整理されていきます。
他にも、転職エージェントを利用すれば、面接対策ができたり非公開の求人を紹介してもらえたりと、さまざまなメリットがあります。登録料や利用料は無料なので、登録して損することはないです。
Webマーケターになりたい方のおすすめエージェントについてこちらで解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
未経験からWebマーケターを目指す場合、今の自分のスキルから何がWebマーケティングに活かせるのか、なぜ数ある職業の中でWebマーケターなのか、自分なりに深掘りして志望動機を考えてみましょう。
自分が考えた志望動機に不安を感じることもあるかもしれません。ただ、全採用者に刺さる志望動機なんてありません。
何社も受けていれば、あなたの事に魅力を感じる採用者はきっと現れるはずです。
マーケティングの世界では「全員に売ろうとするな。誰か1人に売れ」という考え方があります。誰か1人、あなたの志望動機に魅力を感じてくれれば良いのです。
自信を持って転職活動に臨みましょう。
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